好きなことを仕事に→そして挫折

​​​​​​​2008年から2015年の間、フリーランスのイラストレーターをしていました。
主にIT系の中小企業や個人事業主様から、ウェブサービスやブログ、SNSで使うイラスト制作を請け負っていました。

​​​​​​​好きなことを仕事にしようと思い、独学で絵について学んで開業しました。
当時は情報が乏しく同業の知り合いがいなかったためすべてが手探りだった上、もともとの内向的な性格から「飛び込み営業」の類がうまく行かず、やがてインターネットで新規顧客を獲得しようと試行錯誤しました。

​​​​​​​今でこそインターネット上にポートフォリオやブログ、ソーシャルメディアを「仕事の窓口」として設置するのが一般的になりましたが、当時はそのへんの情報もまだ多くなかったことから、それらを学べる有料のコミュニティに所属するなどして学びました。

しかし、ある視点が欠けていたため今一つうまく行かず、結局クラウドソーシングなどで報酬のトラブルとプライベートでの深刻な人間関係トラブルを同時に抱え込んだのをきっかけに心身とも限界をきたしてしまい、仕事をお休みすることになりました。

デザインを学んで気づいたこと

​​​​​​​療養が終わった後、今度はウェブデザインの仕事をしようと思い、独学と通学の学校で学び目指し始めました。
通学制の学校を出て開業準備をしているときに発生した新型コロナウイルスの影響で色々と問題が発生しかなり手間取ってしまいましたが、少しずつデザインだけではなくマーケティングや心理学的な部分についても学んでいました。

​​​​​​​その過程で、以前イラストレーターとして仕事をしていた時に行き詰まった理由の一端を知ることができました。
「好きだから」というだけで突っ走っていて、どんな人が自分の作品やスキルを欲しがり、何を目指しているのか、という視点が見事に欠けていたのです。
本当に必要な人に届けられず、仕事に結びつかないという結果になったのでした。

​​​​​​​初めてイラストの仕事をいただき無事納品した時、お客様の喜ぶ様子を思い出しました。
「そういえば、自分の制作物で喜んでいただけるのも嬉しいな」
そこから、自分の好きなことをしながら誰かが喜んでくれるために必要なことがそういうことなんだろう、と気づきました。
その気持ちがデザインやマーケティングについて学ぶモチベーションとなりました。

どういう想いで仕事をしているのか

​​​​​​​マーケティングの視点があれば、どんな人がどういう理由・目的で自分の作品を求めるのかを考えた上で届けるための仕組みを作っていけます。
相応の試行錯誤を要求されますし最初からうまくいくとは限りませんが（むしろ最初はうまくいかないことも多いです）、それでも届けたい人に届けられる可能性は確実に高くなります。

​​​​​​​どんな分野でも方向性を定めるのとそうでないのとでは、各種施策を行う効率に天地との差が出てきます。
（デザイン思考を含めた）デザインやマーケティングの知識や技術は、誰に向けてなんのために事業を行い、具体的にどんな施策を行うのかといった方向性を定めるのに有用です。

それらの知識や技術を活用して、かつての自分みたいな無駄な苦労や遠回りをする人を減らしていくのが仕事です。
想いを込めた素晴らしいものが、必要な人に届いて喜んでもらえたら、さぞかし幸せだろうなぁと思いながら仕事をしています。
そうなるお手伝いができたら、自分自身もそういう仕事を選んでよかったと非常に幸せな気持ちになれます。

制作について相談する

提供できること

以下のことを当方が一身に承ります。
小規模事業を営んでいる方を主な対象とし、一人当たりで承れる件数も少なくなるかとは思いますが、以下のことを一貫して承らせていただくことにより、事業を継続させる上で最も重要な土台となる「売上」を増やす仕組みを作ります。

1: マーケティングの方向性を決める

御社の商品やサービスを利用するであろう人々（以下ターゲット）や市場、競合の調査をし、御社の持つもの（商品・サービスの他、ミッションやビジョンを含めて）でターゲットが求めるもの、目指すところは何なのかを見つけ、彼らに​​​​​​​伝えるべきメッセージやイメージを決めていきます。

そうすることで広告やウェブサイト、ランディングページ、ブログ、SNSを無駄なく効果的に運用できるようになります。
すなわち、費やした分の広告宣伝費から得られる成果がより多くなります（費用対効果の向上）。

※ご用意できる予算が少ない場合も実践可能な手段を提案できる場合がありますので、是非ご相談ください。

2: 決めた方向性をウェブサイトのデザインに落とし込む

​​​​​​ターゲットに伝えるべきメッセージ、つまりターゲットの求めるものや目指すところをより的確に伝えることができます。
そのために必要な手段をより的確に選べるようになります。

それにより、ターゲットからの信頼を獲得しやすくなり、新規・リピーターの購買やサービス利用、問い合わせなどKPI（コンバージョン率など、目標達成のために必要な行動の指標を数値化したもの）が増えます。
それらの成果が上がることで御社の売上増加に繋がります。

また、ウェブサイトは作って終わりではありません。
作ったものから御社の望む成果が出ているのか確認し、より良い成果が出るため継続的に改善していく必要があります。
そのためのお手伝いもいたします。

​​​​​​​​​​​​​​なお、ロゴ・キャラクターイラスト・SNSやブログのプロフィールやヘッダーのイラスト制作も可能です。
それらも一手に承ることで、他の広告やウェブサイトと一貫したイメージを保つことができ、より高い効果が見込めます。

3: 決めた方向性を元に広告を作成・配信して成果を検証し改善する

​​​​​​​同様に、ターゲットの目に付きやすい広告配信プラットフォームを選び、配信していくことができます。
ウェブサイトと同様に広告を配信した後、どれくらい成果が上がっているのかを検証し、より成果を上げるための改善を継続的にしていきます。
その結果、広告の費用対効果がより高くなります。

4: 商品・サービスが売れる仕組みを作る

​​​​​​​以上のことを組み合わせると、御社の商品・サービスがより少ない労力で必要な人にお届けできる（＝結果として売れていく）仕組みが構築できます。
一言で言いますと、御社のさらなる事業拡大に貢献できます。
例えば、仕組みが出来上がったところから安定した売上を得られるようになり、新しい商品・サービス開発、既存商品・サービスや顧客サポートの改善、広告投資の増加などができます。

制作について相談する

今後したいこと

• 強い想いを持ってサービスを立ち上げる人に対して、デザインやイラストを通じてお手伝いをする
• 家庭や社会環境が原因で困難な状況にある人で、何かを成し遂げたい人のお手伝いをする
• 美しい世界観を表現し、それを体験し共有できる何かを作り上げる
• 制作物を通じて、平和な気持ちで毎日を過ごすためのお手伝いをする
• 猫のキャラクターを作り、それを動かすことで、関わる人の気持を和やかに楽しくする